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No.23新着 地方競馬の主催者は儲かっているのか 黒字化と、自治体へ戻り始めたお金

地方競馬の売上は約25%が主催者に入り、そこから自治体への配分金などが出る。2017年には14主催者のうち5主催者しか自治体にお金を回せなかったが、2023年度は12主催者・215億円になった。岩手のように大きな借金を返し続けている主催者もある。

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資料の日付
2026年10月14日
分野
競馬財政
立場
事実・データ
タグ
地方競馬
資料の種類
公式データ

本文と出典

【売上の分け方】 兵庫県競馬組合の説明では、地方競馬の売上のおよそ75%が払い戻され、約25%が主催者に入ります。そこから、開いている自治体への配分金、地方公共団体金融機構への納付金、地方競馬全国協会への交付金が出ていきます(兵庫県競馬ビジョン 令和8年8月 https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk19/documents/keibavision.pdf )。 【全体の流れ】 2017年の競馬法改正のときの衆議院の附帯決議は、全ての主催者の単年度収支が黒字になった一方で、自治体へお金を回せているのは14主催者のうち5主催者にとどまる、と書いています。その後、ネット投票で売上が伸び、2023年度は12主催者が自治体へ合計215億円を回しました(地方競馬全国協会 第四期競馬活性化計画 報告書)。 【主催者の例】 ・兵庫県競馬組合(園田・姫路):単年度の収支は毎年40億〜50億円台の黒字です。2025年度は県・姫路市・尼崎市へ計14億5,600万円を配分しました(兵庫県)。 ・高知県競馬組合:廃止寸前まで追い込まれ、2003年に県と高知市が累積赤字を肩代わりしました。その後は「単年度で赤字なら即廃止」の決まりで運営しています(帯広市の視察報告に書かれた組合からの聞き取り)。2024年度は自場の売上が約999億円で過去最高、県と市へ約14億4,000万円を配分しました(高知県「令和6年度高知競馬の収支状況について」)。肩代わりした赤字の額は確かめられませんでした。 ・岩手県競馬組合(盛岡・水沢):1996年度に建てた競馬場の借金などで、2006年度末に約330億円の累積債務を抱えました。県・奥州市・盛岡市が計330億円を融資して存続させ、黒字の範囲で返しています(総務省資料、岩手県)。いまの残高は確かめられませんでした。 ・川崎競馬組合:2025年度の予算で、県と市への配分金は3億円、施設整備のための積立が50億円です(川崎競馬組合 令和7年度当初予算の概要)。 ・ホッカイドウ競馬:2024年度の単年度収支は40億9,200万円の黒字で過去最高、12年続けて黒字と報じられました(報道:北海道新聞 2025年6月3日)。 【廃止された主催者】 2001年の中津競馬場から、三条・足利・益田・上山・宇都宮などが次々に廃止されました(群馬県「廃止地方競馬場の現状」)。帯広のばんえい競馬は、もとは旭川・北見・岩見沢と一緒の組合でしたが、経営の悪化で2007年度から帯広市だけで開いています(総務省資料)。 【地方競馬全国協会と JRA からの支援】 主催者は売上に応じたお金を地方競馬全国協会に納め、協会は馬の生産や競馬の活性化に使います(競馬法第23条)。JRA も2025年に、協会の2つの事業へ計55億円ほどを交付しました(JRA 2025事業報告書)。

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